Metallica - Master of Puppets

Metallica – Master of Puppets

(邦題)メタリカ『メタル・マスター』

(1986年作品)

収録曲:

01. Battery

02. Master of Puppets

03. The Thing That Should Not Be

04. Welcome Home (Sanitarium)

05. Disposable Heroes

06. Leper Messiah

07. Orion

08. Damage, Inc.




スラッシュメタルの金字塔!

メタリカのサードアルバムは彼らの初期の集大成であることと同時に、バンド史上最高傑作ともいわれている。

邦題は『メタル・マスター』。

1980年代当時流行となりつつあったヘヴィメタルを感じさせる邦題ではあるが…

「操り人形」「戦争」という深いコンセプトがその本来のタイトルであろう。

 

アルバムジャケットがそれを物語っている。

そこには当時の「ヘビメタ」という陳腐な流行は感じられない。

 

それにしてもそのサウンド!

「過激」というような表面的なものだけではなく「リアル」「ドライ」という表現が当時のメタリカの真骨頂であろう。

 

一般的には当時のメタリカは、いわゆる「流行」ではなかった。

1980年中期、MTVというメディアが中心に発信されていたロックシーンであるが…

メタリカは、その先「栄光」ともいうべき金字塔を打ち立てるのだ。

彼らは頭角を現しメタルというジャンルの代名詞ともなる存在になっていく!

 

当時のメタリカを支えていたのは何なのか?

 

コアなファンである。

 

深い部分で自分たちの音楽を人々に伝えていたからこそ、この先もさらに怪物バンドとなったのであろう。

 

スラッシュメタルの代名詞といってもいいくらいに飛ぶ鳥をも落とす勢いのあったメタリカ…

そのバンドの真骨頂はメディアを利用せずに、ライヴ活動と口コミだけでのし上がってきた精神力!

「ヘビメタ」とかいう陳腐な流行語を超越して今もなお君臨し続ける、まさに本物による本当の意味での最高傑作であろう!

 

では、

Metallica の今なお耀き続けるサードアルバム

Master of Puppetts

についてレビューしていこう。

 

レビュー

「完璧」という言葉があるが、メタリカ史上、限りなく完璧に近いアルバムである。

 

売り上げが良いからと言って、

必ずしも評価が高いというわけではない。

 

なぜなら、銘盤とは数字だけではないからだ。

 

アルバム自体の内容が銘盤となりうるのである。

 

売れるアルバムには賛否両論がつきものなのだが…

このアルバムは完ぺきなのである!

ケチをつけられないという事実がそれを証明している!

 

売り上げだけでみれば、ブラックアルバムのほうが上なのに、

最高傑作といえばこれなのだ。

 

名盤がブラックアルバムならこれは銘盤である。

ひとつの頂点であり金字塔…

 

スラッシュメタルというジャンルの先駆者、

と思われがちであるメタリカであるが、

このアルバムは奇跡の一枚であろう。

 

そして、MTVなどのメディアに頼らず、口コミとライヴ活動で熱狂的なファンをつけてきた彼らの軌跡の集大成。

 

曲構成も完璧であり、サウンド面でも最高である。

静かなイントロから激しいスピードナンバーへ!

彼らの代表曲でありメタル史に残る「Battery」「Master of Puppets」についてはもはや説明不要であろう。

そして、ミディアム・スローのヘヴィな曲をはさみながら、ドラマティックなインスト「Orion」…

最後はスピードナンバー「Damage, Inc.」で幕を閉じる!

 

アルバムの全体的なサウンドは音圧重視のドライな仕上がりとなっている。

当時の流行はメタルというジャンルにおいてもリバーブ処理に重点が置かれたきらびやかなサウンドがメインであったのだが、ここで聴かれるサウンドはピュアなメタルである。

サウンド面はもちろんのこと、流行とかを意識した曲などは存在しない、メタリカらしい仕上がりとなっている。

まさにメタリカの代名詞となりえる作品であろう。

 

そして…

誰が予想出来たであろうか?

 

このアルバムを完成させた後…

メタリカはアルバム総売り上げ一億枚の怪物バンドとなっていくのである!

 

ここでは多くは語らない。

あなた自身で感じてみてはいかがだろうか?

まさに銘盤である。

メタリカ

公式サイト
Metallica.com
https://www.metallica.com/

 

公式Youtubeチャンネルから彼らの魅力を感じ取れるのではなかろうか?

The Official Metallica YouTube Channel

MetallicaTVより

今なおライヴで演奏され続けている「Battery」は、まさにそのタイトルが示す通り、バンドとファンとの「連結」「結束力」であろう!

 

1986年のメタリカは今もなお輝き続けている!

タイトル曲「Master of Puppets」の当時のデモバージョン。

MetallicaTVでは貴重な音源やライヴ映像が満載だ!