Chuck Berry – After School Session

(邦題)チャック・ベリー『アフター・スクール・セッション』

(1957年作品)

収録曲:

01. School Days

02. Deep Feeling

03. Too Much Monkey Business

04. Wee Wee Hours

05. Roly Poly (aka Rolli Polli)

06. No Money Down

07. Brown Eyed Handsome Man

08. Berry Pickin’

09. Together (We Will Always Be)

10. Havana Moon

11. Downbound Train

12. Drifting Heart




チャック・ベリーのファーストアルバム

「ロックンロールの神様」と称されるチャック・ベリーは1955年、シングル「Maybellene」でデビュー。

その後数々のシングルヒットにより、一躍有名となった。

そして1957年、デビューアルバムがリリースされる…

それが本作『アフター・スクール・セッション』である。

 

もともとチャックはオーソドックスなR&Bプレイヤーであったが、白人のカントリーもよく聴いていたことから、自然な流れでロックンロールをプレイするようになったといわれている。

彼の曲は数多くのアーティストたちにカバーされていることでも有名ではあるが、それに加えてステージ上でのパフォーマンスも見逃せない。

まさに全身全霊ロックンロールと形容できようか?

そのロックンロール・サウンドを感じてみようではないか!

 

では、

Chuck Berry ファーストアルバム

After School Session

についてレビューしていこう。

 

レビュー

一曲目「School Days」でアルバムは幕を開ける。

シャフルリズムが心地よいロックンロールの王道ナンバー。ヴォーカルに呼応するギターのフレーズも素晴らしい!

ちなみに、アルバム収録曲は全てチャック自身の作詞作曲(インストは作曲)である。

 

二曲目「Deep Feeling」、インストナンバー。ピアノをバックにチャックのスライドギターが堪能出来るブルースだ。

三曲目「Too Much Monkey Business」、キャッチーなロックンロール。ギターはもちろんのこと、ここではチャックのヴォーカルが印象的だ。

四曲目「Wee Wee Hours」、かすれた声が魅力的なブルースナンバー。バックのピアノが縦横無尽に叩くように演奏されているが、これまたイイ感じ!

五曲目「Roly Poly (aka Rolli Polli)」、インストナンバー。軽快なリズムにチャックの生き生きとしたギタープレイが素晴らしい。

六曲目「No Money Down」、ヴォーカル主体で展開されるロックンロールナンバー。

 

ロックンロールをベースにブルースが色を添えていく…

それに加えて、それぞれの曲で聴かれるチャックのギタープレイも多彩である!

 

アルバムは後半部分へ…

七曲目「Brown Eyed Handsome Man」、明るくキャッチーなナンバー。軽く歪んだようなギターサウンドが印象的である。

八曲目「Berry Pickin’」、インストナンバー。ここでもチャックのギターが堪能出来る。

九曲目「Together (We Will Always Be)」、どことなくカントリー色も感じられるようなブルースであろうか?目の前で歌っているかのようなチャックのヴォーカルが印象的だ。

十曲目「Havana Moon」、さらにチャックのヴォーカルが前面にフィーチャーされたナンバーが続く…

11曲目「Downbound Train」、タイトル通りの汽車をイメージさせるようなリズムをバックに歌い上げていくチャック・ベリー。

12曲目「Drifting Heart」、異国情緒すら感じさせるような雰囲気をバックに歌い上げてアルバムは幕を閉じる…

 

アルバムを聴き終えての感想を述べさせていただこう。

前半部分(アナログ盤でのA面)はロックンロールの王道を軸としたチャック・ベリーのロックンロール!

後半部分(アナログ盤でのB面)はチャックのヴォーカルを聴かせる展開となっている。

非常に聴きごたえのある完成度の高いアルバムであろう。

さすがチャック・ベリーである!

 

それ以上に興味深いのは…

エルヴィス・プレスリーとは非常に対照的であるということだ。

ギターも弾けるヴォーカリストに対して歌も歌えるギタリスト、といった感じであろうか?

それ以上に、同時期にリリースされた両者のファーストアルバムを比べていただきたい。

エルヴィス・プレスリーはカバー曲で構成されたアルバムで、チャック・ベリーは全曲オリジナルである。

 

しかしその両者の共通点はロックンロールの創始者である、ということ。

「キング・オブ・ロックンロール」のエルヴィス・プレスリー。

「ロックンロールの神様」のチャック・ベリー。

1950年代に誕生したロックミュージックの原点であるロックンロール…

その「ロックンロール」の原点を感じてみてはいかがであろうか?

チャック・ベリー

公式サイト
http://www.chuckberry.com/